今回はジュラシックワールド新たなる支配者でなぜイナゴが繁殖?最後どうなったのかについても紹介していきます。
この記事内にはネタバレにつながる内容があります。
まだジュラシックワールド新たなる支配者を見ていない方はイナゴ?
なぜイナゴ?
どうしてイナゴが大量繁殖しているの?
てなっていると思います。
私も見終わってもなぜ巨大イナゴ?
疑問が強すぎて恐竜やオーウェン、ブルーについて炎の王国から楽しみにしていましたが全く内容が入ってきませんでした。
今回のジュラシックワールド新たなる支配者は炎の王国から4年後の世界を描いています。
私は恐竜によって人間の世界が崩壊して、それでも恐竜との共存を模索していくのか人類が恐竜との根絶を願い行動するのかと勝手に考えていました。
各地に広がった恐竜たちが縄張り争いで戦うところや恐竜から逃げるハラハラはありましたが、それよりもイナゴがなんであんなに繁殖したのか気になってしまいます。
なぜ監督はイナゴを出してきたのでしょう?
大量のイナゴが押し寄せる映像がありますので、虫が特に苦手という方は覚悟して映画をみた方がいいと思います。
最後はどうなったかだけ知りたい方は最後だけ読んでみてください。
ジュラシックワールドなぜイナゴが繁殖?
今回イナゴが大量に繁殖したのはシリーズに初めて出てくるバイオシン社の企みが関係しています。
吹き替えではイナゴと言っていますが実際にはバッタです。
バッタとイナゴの違いについてはおいておきます。
バイオシン社は白亜紀時代の生物の遺伝子を組み込んで巨大バッタを作りバッタの大量繁殖によって世界に食糧危機を招き、自社が開発した作物だけを流通させるという計画を企てて世に巨大バッタを放ったのです。
実際にバイオシン社が開発した作物は巨大バッタの被害を受けていません。
全てを食い尽くして回るバッタは恐竜の餌も全て食い尽くすでしょう。
この時点で人間と恐竜の共存なのかどちらかが新たな支配者になるのかではなく人間と恐竜とバッタの三つ巴の構図になっています。
巨大バッタが新たなる支配者として描かれていますね!
シリーズの完結で新たな要素を入れてくるとは大胆ですよね!
この作品は私たちに何を伝えたかったのでしょうか?
巨大イナゴの繁殖力は?
通常のバッタは成虫で寿命が90日程度、産卵する卵も1000卵程度、それに比べ巨大バッタは繁殖力が強く、寿命も3倍以上あります。
3倍になると270日、一年の3分の1は生きていることになります。
サイズも50〜60㎝くらいの大型のバッタで作中で捕まえて持ち上げるシーンがありますが本当に大きく、芝犬の子犬の時くらいのサイズ感です。
炎で焼いてもなかなか死滅せずに施設を飛び去る場面がありますが、生命力の強さを感じます。
巨大バッタを生み出しウー博士もあまりにも強力な繁殖力に脅威を感じてこのままでは人類が滅亡してしまうと心配して、巨大バッタを滅ぼす研究を始めるのです。
コリン・トレヴォロウ監督はなぜイナゴを登場させたのか。
ジュラシックパークはもともと遺伝子組み換えが人間にもたらす脅威や希望を描いている作品です。
完結編ということもあり、全ての総括をしたかったのではないでしょうか。
遺伝子組み換えは使い方を間違えれば、牙をむく科学の恐ろしさを表現するために、連想しやすい恐竜ではなくあえて、白亜紀からいたバッタをメインに持ってくることで、新しさの表現と、日常の恐怖を表現したのだと思います。
過去の作品のレジェンドキャストたちを出演させるにあたり、ワールドシリーズの新しいキャストとの絡みもあり、レジェンドキャストの話とワールドキャストの話、2つの道を作り、1つの大きな敵であるバイオシン社にそれぞれの道から立ち向かうストーリーにしてクライマックスで共演させる方がお互いの良さを表現できると考えたのではないでしょうか?
ワールドシリーズのオーウェンたちはメイジーとベータを取り戻すためにバイオシン社向かう。
レジェンドキャストたちが立ち向かう敵が巨大イナゴで元の原因がバイオシン社だったのです。
なぜイナゴだったのか理由は2つあると思われます。
エリー・サトラー博士が古植物学者だから
なぜバッタだったのかそれは、レジェンドの一人でエリー博士が古植物学者をしていて、農作物被害の兆候からバイオシン社が何を企んでいるのか気づける必要があったため、農作物被害の天敵でもあるバッタを起用したのではないでしょうか。
監督は映画の世界を現実だと錯覚する感覚を大切にしているようです。
そのため現実とリンクしやすく、白亜紀からいたバッタを起用した。
現実でもバッタの被害は起こっています。
サバクトビバッタによって、麦が食い荒らされたり、羽の羽ばたく音で眠れないバッタたちが飛び去った後は糞が一面に広がっているなどの被害が起こっています。
食べるものがないと、カーテンとかも食い始めます。
日本では想像しづらいですよね、海外だと実際に起きていることなので、共感する人もいたはずです。
虫である必要があった
ジュラシックワールドであるため、被害をもたらすのが恐竜であって欲しいと私は思っていますが、草食恐竜が脅威になるのは考えづらい。
肉食恐竜の場面はクライマックスで使いたい。
もともと繁殖力が高く、世代交代のサイクルが早い、空を飛んで長距離移動できるそれができるのが虫で、当てはまったのがバッタだったのではないでしょうか。
実際に強い遺伝子組み換えをおこなたバッタが繁殖して生息域を広げたら人間も対応しきれないと思います。
恐竜の被害は1個体が大きいので被害は大きいですが、大量増殖にはならず、そこまで脅威にはならなかったのではないでしょうか。
大型バッタの被害を食いとめるために、新しい遺伝子情報が必要になるためワールドシリーズのブルーやメイジーとの関連も繋げやすくなる。
実際にはあまり活躍する場面は少なかった気がしますが。
以上の2つが新たなる支配者としてバッタを選んだ理由だと思われます。
ジュラシックワールドのイナゴは最後どうなった?
バイオシン社のウー博士は自分が作り出してしまった支配者を滅ぼすために作中の序盤でメイジーと恐竜でブルーの子供のベータを誘拐します。
誘拐した理由が、メイジーとベータの遺伝子情報を利用して、一代でバッタを滅ぼす遺伝子情報を持ったバッタを作り出すため。
くすりを使用した、駆除ではくすりに対しての抵抗性を持つ個体が出てきてしまう可能性があります。
これは空想だけの話ではなく、現実にゴキブリを倒すために強いくすりを使って倒すが、それに耐えた個体の子孫にはその強いくすりが効かなくなってしまいます。
生物として滅ぼすために遺伝子情報を操作をして、次世代を作らせない方法が必要でした。
そのために人類で初めて作られたクローンのメイジーの特殊な遺伝子と一個体から子供を作ったブルーの遺伝子を持つベータの遺伝子を使うことで、巨大バッタを倒す遺伝子情報を持ったバッタを作ることができたのです。
最後のシーンでその完成したバッタを巨大バッタの群れに解き放ちバッタたちはこれで滅びるのでしょう。
この方法は時間がかかるので、全てが終わるまで各地で被害は出てしまうと思いますが、確実に一代で減らしていけるのでしょう。
まとめ
今回はジュラシックワールドなぜイナゴが繁殖?最後どうなったのかも紹介してきました。
今回なぜイナゴの繁殖を使ったのは、恐竜と人間のどちらかが支配するのではなく、遺伝子組み換えの使い方を間違えると、今回の巨大イナゴのような新たなる支配者となる脅威が生まれるということを伝えたくてイナゴを登場させたと考えます。
後はレジェンドキャストをどのようにワールドシリーズに組み込むのか、自然に入れていくためにストーリーとして、新しい脅威が必要になり、イナゴを登場させた。
この二つが今回イナゴを登場させた要因ではないでしょうか。
私としてはもっとオーウェンとブルー、メイジーにフォーカスを当てて、ストーリーを進めてもらいたい気持ちはありました。
コリン監督はこのジュラシックワールドで私たちに多くのメッセージを伝えたかったのだと思います。
最後はメッセージ性の強いエンディングになっていました。
この作品は一度では理解できない部分が多くあります。
もっと最後がどうなったのか知りたい方はぜひもう一度作品を見てください。
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